「何度も家計簿に挑戦しては、3日で挫折」——50代になるまで、私はそれを繰り返してきました。でも今は、ほとんど手をかけずに家計を管理できています。たどり着いたのが、支出を3つに分けるだけの「ざっくり家計管理」です。
参考にしたのは両学長の「改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学」(朝日新聞出版)。
この本では「お金を貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」という5つの力を育てることが紹介されています。
その中で最初に取り組むべき「貯める力」——固定費の削減と先取り貯蓄——が私の家計を変えました。
この記事でわかること
- ざっくり3分類の具体的なやり方
- 各カテゴリの収入に対する目安の割合
- 先取り貯蓄の仕組み化(自動化)の方法
- 手入力ゼロ!家計簿アプリ「マネーフォワード」で続ける方法
- 節約疲れしないための「ゆるいルール」
ざっくり3分類とは
家計を3つの箱に分けるだけです。細かい項目分けは不要です。
① 固定費(毎月決まっている支出)
家賃・住宅ローン・光熱費・通信費・保険料など。
「お金の大学」で最初に削るべきと紹介されているのがここです。
固定費は一度見直せば、毎月ずっと節約が続くため、コスパが最高です。
目安:手取りの25〜35%以内に抑えるのが理想
② 変動費(毎月変わる支出)
食費・外食・日用品・趣味・医療費など。
細かく管理しようとすると続かないので、週単位でざっくり把握するくらいでOKです。
目安:手取りの35〜45%以内
③ 先取り貯蓄(最初に取り分ける)
給料日に「まず貯蓄・投資用口座に移す」のがポイント。
残ったお金で生活するのではなく、先に取り分けてしまいます。
目安:手取りの20%以上(最初は10%から始めてもOK)
固定費削減——最初に取り組む理由
「お金の大学」では、固定費の見直しが「貯める力」の核心と位置付けられています。
なぜなら、毎月同じ金額が出ていく固定費は、一度削れば半永久的に節約が続くからです。
| 削れる固定費 | 見直し方法 | 節約目安/月 |
|---|---|---|
| スマホ代 | 大手キャリア→格安SIMへ変更 | 5,000〜15,000円 |
| 保険料 | 不要な保障を整理・見直し | 5,000〜30,000円 |
| 電気・ガス代 | 新電力・ガス会社へ切り替え | 1,000〜3,000円 |
| サブスク | 使っていないサービスを解約 | 1,000〜5,000円 |
合計で月1〜3万円の固定費削減は、50代でも十分可能です。
先取り貯蓄を「仕組み」で自動化する
意志の力で貯めようとしても、生活費で消えてしまいます。
「お金の大学」でも強調されているのが、貯蓄・投資を自動化することです。
- 給与が振り込まれる口座とは別に「貯蓄・投資専用口座」を作る
- 給料日に自動的に一定額が移るよう銀行の「自動振替」を設定する
- NISA・iDeCoの積立は「毎月自動引き落とし」に設定する
こうすることで「考えなくても貯まる」仕組みが完成します。意志の力は不要です。
📱 記録が続かない人へ|家計簿アプリ「マネーフォワード」で自動化
ここまで「3分類でざっくり」とお伝えしてきましたが、正直に言うと——その3分類すら、手で記録するのは続きませんでした。レシートを入力するのが面倒で、何度も三日坊主に。
そんな私を救ってくれたのが、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」です。今ではほぼ何もしなくても、家計が自動で見える化されています。
◎ マネーフォワードが続く理由
- 銀行・クレジットカードを連携すると、支出が自動で記録される(手入力ほぼゼロ)
- 「食費」「光熱費」などに自動でカテゴリ分けしてくれる
- 複数の口座・カードの残高が1画面でまとめて見える
- 固定費の「使いすぎ」や「無駄なサブスク」に気づける
私のように「カードを役割で使い分けている人」ほど、アプリで一元管理する効果は大きいです。どのカードで何に使ったかが、ひと目でわかります。
💡 まずは無料版でOK
無料版でも十分に使えます(連携できる口座数などに上限あり)。もっと連携したくなったら有料版(プレミアム)を検討する形で十分です。
※料金・機能・連携数は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
「家計簿が続かない」と諦めていた方こそ、“記録しなくていい家計簿”から始めてみてください。続けられることが、何よりの節約です。
節約疲れしないための「ゆるいルール」
- 細かいレシートは記録しない——週単位の合計だけ把握
- 「赤字にならなければOK」のゆるい基準
- 先取り貯蓄さえできれば、残りは自由に使ってOK
- 1円単位の節約より固定費の見直し1回——コスパが全然違います
まとめ
- 家計を「固定費・変動費・先取り貯蓄」の3分類に分けるだけでシンプルになる
- 固定費の見直しは一度やれば毎月節約が続く。最も費用対効果が高い
- 先取り貯蓄は自動化が鉄則。意志の力に頼らない仕組みを作る
- 細かく管理するより「先取り」の仕組みを作る方が何倍も効果的
参考文献
- 両学長著「改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学」(朝日新聞出版、2025年)


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