はじめに|音楽は、ずっと私の中にありました
子どもの頃、ピアノを習っていました。
音楽はいつもそばにあり、鍵盤に触れる時間が何よりの楽しみでした。
大人になってからも「いつかまた、ちゃんと弾きたい」と思い続けて──。
20代でキーボードを購入したものの、結婚・育児・仕事に追われる日々。
気づけば、長いブランクができてしまいました。
それでも、心の奥にはずっと「また弾きたい」という気持ちが残っていて。
コロナ禍で増えた在宅時間が、ようやくその思いに火をつけてくれたのです。
🎼 音楽との再会|コロナ禍がくれた“自分時間”
会社も時々在宅勤務になり、思いがけずできた“自分時間”
その頃、なんとなくキーボードに触れるようになりました。
昔から好きだったサザンの曲を、少しずつ練習して──
気づけば、なんとなく形になるくらいまで弾けるように。
ここまで来るのに、約3年。決して早くはないけれど、私にとっては大きな達成感でした。
「もっと弾けるようになりたい」
そんな気持ちが芽生えた頃、引っ越しが決まりました。
新しい暮らしのスタートに合わせて、思い切って電子ピアノを購入。
これが、私の“音楽習慣”の本格的な始まりです。
🎹 電子ピアノ選び|私が「きよら」を選んだ理由

どの電子ピアノを選ぶか
ピアノを再開するにあたり、最初に悩んだのが電子ピアノ選びです。
見た目も、音も、使いやすさも妥協したくない──そんな思いで探して見つけたのが、ローランドの『きよら』でした。
✨ 私が「きよら」を選んだポイント
- 家具のように美しいデザインで、部屋に自然に馴染む
- 軽くて移動がラク。掃除や模様替えもストレスなし
- コンパクトで場所を取らない
- 音の響きが自然で、タッチも心地よい
「きよら」は、私の暮らしにぴったり寄り添ってくれる存在になりました。
Roland KIYOLA (きよら) 電子ピアノ (ローランド × カリモク家具 KF10)

📖 練習スタイル|“ノルマなし”で続ける私流の習慣化
最初は「毎日20分」と決めて練習していました。
でも、会社員として働きながら、家事も育児もこなす日々。
今までの生活から練習時間を捻出するには、ちょっとした工夫が必要でした。
🕒 時間を作るための工夫
- TikTokは見ないと決める
- YouTube、アニメ、TVerは家事中にスマホでながら鑑賞だけとルール化
- 空いた時間はピアノに集中
それでも、せっかく作った練習時間に「ママ、一緒に遊ぼう」「テレビ見ようよ」と言われると、
思わずため息が出ることもありました。
そんな感情は持ちたくない。だから、毎日のノルマはやめました。
今は、時間と気持ちに余裕があるときに、たっぷり練習するスタイル。
無理なく、でも確実に続けられるようになりました。
🎵 上達の壁と、続ける理由|「弾けた喜び」が原動力
楽譜は読めますが、楽譜を見ても、どう弾けばいいのか分からない──
そんなときに出会ったのが、YouTubeで見つけた「737guam」さんの演奏動画でした。
私が使っている「ぷりんと楽譜」の曲を多く演奏されていて、まさに私が練習している曲を、とても美しく、丁寧に弾いているのです。
「こういう風に弾くんだ」と、音のイメージをつかむのに本当に役立ちました。

特に印象的だったのが、サザンの「TSUNAMI」や「真夏の果実」。
音の余韻や間の取り方が絶妙で──楽譜だけでは分からなかった“感情の乗せ方”や“表現のニュアンス”を、動画を通して感じ取ることができました。
💻737guamさんの演奏は、私にとって「目指したい音」のひとつ。
何度も繰り返し聴いては、自分の指の動きと照らし合わせながら、少しずつ近づけるように練習しています。
画面越しでも、音楽の温度が伝わってくるような演奏に、何度励まされたかわかりません。
「私も、いつかこんな風に弾けるようになりたい」──そんな憧れが、日々の練習の原動力になっています。
子どもの頃に習っていたので楽譜は読めますが、難しい曲になるとかなり時間がかかります。
サザンの「真夏の果実」や「TSUNAMI」は、なんと3年かかりました。

🎼 私の練習スタイル
- 2小節ずつ細かく区切って、繰り返し練習
- 下手だからこそ、何度も何度も
- 弾けるようになるまで、焦らずじっくり
- 737guamさんのYoutubeを繰り返し見る
YouTubeでは、簡単そうに短時間で弾いている人もいて、
「私って、すごく時間かかってる…」と落ち込むこともあります。
でも、弾けなかった曲が弾けたときの喜びは、何にも代えがたい。
「時間はかかったけど、やってよかった」──そう思える瞬間があるから、また次の曲を探したくなるのです。
🌿 おわりに|音楽がくれる心の余白
ピアノが上手に弾けるようになることよりも、
音楽と向き合う時間があることが、私にとっての幸せです。
50代からでも、遅くない。むしろ今だからこそ、心に響く音がある。
焦らず、無理せず、自分らしく。
そんな「私革命」を、これからも続けていきたいと思います。
音楽は、私に“心の余白”をくれました。
同じように「もう一度、音楽と向き合いたい」と思っている誰かの背中を、そっと押せたら嬉しいです。

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